No.17 1日1回、星、雲、空を見上げて夢いっぱい、元気いっぱい!

週末にパサデェナ市で開かれた天文フェアに行ってきました。この市には火星探査機を作ったNASAの施設JPLがあり、天文観測にゆかりがある場所なんですね。仮設プラネタリウムや、路上で望遠鏡を使った太陽や星の観測、惑星探査に関するブースや、世界各地にある天文台などの紹介、更に火星や土星、多くの銀河などの美しい写真などが展示され、天文好きな子供や大人達が家族で訪れていました。

久し振りにこういったイベントに参加して、子供の頃に望遠鏡で星を見たことを思い出しました。小学校の頃に兄と一緒に見た土星の輪には感動しましたね。そういった科学的なこととして星を見ることと同時に、そのはるか彼方の星や星雲を想像することは神秘的でもあり、また夢がありますね。

また今年の夏に行ったセコイア国立森林公園でのキャンプ場で家族で見た夜空には、満天の星空と天の河がくっきりと見えました。また20年以上前ですが、私がアフリカのキリマンジャロ山の山小屋で見た夜空には、それこそ星の方がその間のスペースよりも多いのではないかと思える程の星の海が広がっていました。またオーストラリアでは北半球では見られない南半球の星座が広がっていました。

そういったことを思い出すにつれ、普段ついつい星を見ること、空を見上げることを忘れている自分に気が付きました。星を見ることに限らず、昼間に空を見上げ、青空や雲を見ることは、私達の想像力や夢、それに気持ちをおおらかにする意味でも、ぜひ子供と一緒に楽しんでみたいものですね。

それに空を見上げることは、ネガティブな感情や記憶を薄めて気持ちを落ち着かせ、自然とのつながりを感じ、ストレスやうつの軽減、さらに疲れ目や視力低下の予防にも効果があるそうです。

デジタルワールドに生きる私達は、ややもすると忙しい事に価値があるかの様に感じ、ゆっくりと空を見る機会がとても少なくなっていますので、ぜひ一日一回空を見上げ、青空、雲、星を見る習慣をつけてみましょう♪ とそんなことを今回は語っています(^^;)

ポッドキャスト中でも話している、雲をみることの薦めをTEDトークでプレゼンしているギャヴィンさんという人の話も楽しいですよ。⇒ 曇りの日こそ楽しもう

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No.16 ペンギンから学ぶ子育て♪

地球上で最も過酷な環境である南極。気温は氷点下40度にもなり、ブリザードが吹きすさぶ動物が住むには最も適さないこの環境に、ペンギン達はなぜか生きる事を選びました・・・というようなオープニングでスタートするドキュメンタリー映画、「マーチオブペンギン(邦題:皇帝ペンギン)」を、図書館でDVDを借りて娘と一緒に見ました。

2005年に話題になったこの映画、当時私は妻と一緒に同じようにDVDをレンタルして見ました。南極の美しい氷の世界、真っ青な空と真っ白な氷の映像が美しく、過酷な環境の中でペンギン達が必死に子育てをする姿が印象的でした。今回はその後、私達自信が子供を授かり9年間の子育てを経験してからなので、改めてみることでこの映画にはある意味子育てのエッセンスが詰まっている様に感じました。

過酷な環境の中で海から上がり約束の地へ向かって一列に行進を行うペンギン達の姿は、まるで人間が行進しているかのように見えます。そして約束の地で相手を探しカップルになり、交尾を行い卵を産み、その卵をオスが脚の間で数ヶ月間温め、その間に出産を終えたメスは海に戻って自身と生まれてくる子供のために食料(魚)を得て再び戻ります。しかしその道のりは遠く、途中で行き途絶えるものや、アザラシなどの敵に捕えられるものもいます。

数ヶ月間何も食べずに寒さと吹雪と戦いながら、ひたすら卵を温めるオス親のペンギン。耐えられずに途中息絶えるものもいます。しかしそれを乗り越えた後、遂に卵が孵りヒナが顔を出した瞬間、とっても可愛い子供の顔をみた瞬間のオス親の喜びは計り知れません。

しかし子供が産まれてもメス親がエサを持って戻って来ないと二人とも死んでしまいます。その内に弱いヒナは死んでしまいます。またはオス親もある時点で自分が生き残るために子供を捨てて、自分が海へ向かうという選択をしないといけません。その様な中で幸運にも食料をお腹一杯にためて戻って来たメス親に会えた親子は、その喜びを本当に表しています。本当に人間の親子と同じようです。

その後は親が交代で海へエサを獲りに行き、たった一匹の子供に食事を与え続け、大事に大事に育てます。中むつましい親子の姿に本当に心が温まります。そして子供がある程度成長した頃、それまで愛情一杯で子供を育てていた親ペンギン達はある行動に出ます・・・

この最後の親ペンギンの行動が大自然に生きる上でとっても大切だと思えます。それは最大の愛情を注いだからこそ出来ること、自身を犠牲にし、多くの危険、リスクを冒してまで子供を産み育てたからこそ出来ることなのかも知れません。

もちろんこれはペンギンという動物達が彼らの本能に基づいて行動をしていることかも知れません。でも人間も地球上に住む動物のひとつであると考えれば、とかく頭でっかちで自身の安全や権利ばかりを大事にして、本当に真剣に子育てを行っているかというと、私自身も含めて自信が無い人も多いのではないでしょうか?そんなことを考えながら、今回のポッドキャストでは語っています。。。(^^;)

参考リンク:https://www.youtube.com/watch?v=L7tWNwhSocE

No.15 子供たちの生きる未来はどんな世界?

 

インターネットを中心とする情報テクノロジーの発展は目覚しいものがありますね。スマホでメールや動画を誰でも簡単に手元で見られるなんていうのは、14、5年前には考えられませんでした。私がアメリカへ来た1998年当時にはまだポケベルを使っている人が沢山いましたし。。。

情報技術に限らず、ロボットやAI(人工知能)、ドローンやGPS、バーチャルリアリティー、ナノテクノロジーや素材技術などもすごい勢いで進歩しています。次の10年、30年、50年、100年後に実際どこまで技術が進歩し、私たちはどのような生活をその中でしているのでしょうか?私たちの子供や孫の世代にはきっと今の想像を超える変化が起きているに違いありません。

そういったテクノロジーの進化とは別に、私たちの自然に対する姿勢や取り組みにも大きな変化が起きているように思います。自然をあたかも食品や消費財を生み出す工場の様に取り扱い、大量生産と大量消費に突き進んで来た今までに対し、オーガニックや自然農法の拡大や、自然と共存する形のパーマカルチャーという農業の流れもその1つです。これは単にオーガニックや無農薬といった農業の更に先の考え、自然の力を最大限活かす持続可能な農業の形です。

ただそういった自然に回帰する流れや自然保護とう活動の中にも、既に最新のテクノロジーというのは多く利用されています。そうこれからは良い意味でテクノロジーと自然というものが共存していく社会になるのではないではないでしょうか。いやそうしていくべきであると思います。それぞれが共存し進歩することによって、きっとより良い未来、子供たちの明るい未来が実現することでしょう。

ではそれを実現するためには、今私たちは何をすべきでしょうか?どう子供たちを育てていくべきなのでしょうか?私の勝手な考えでは以下の要素が大切では無いかと考えます。

1.知識やスキルを学ぶ(教育)、2.コミュニケーション(人間関係)、3.自然との関わり(自然と健康)、4.旅行や外国(視野と体験)、5.生き方の考え(哲学)

きっともっといろいろな要素はあるでしょうが、とりあえず思いついたところを挙げてみました。日本で33年、アメリカに17年住んでみて、そして世界の10カ国以上を訪れた経験と9年間の子育てなんかを通して至った自分なりの考えをツラツラと語ってます。。。(^^)