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感情豊かで自信のある子供に育てるには!?(その2)

あなたは、お子さんにどんな風に成長して

欲しいと思っていますか?

 

感情豊かで、他人にやさしく出来て、寛大で、

感謝する気持ちを持てて、自信があって、

困難にも負けず、また社会的にも経済的にも成功。

 

達成感や満足感を感じることが出来て、

社会にも貢献出来るダイナミックな人間。

そしてそれらを通して、本人が幸せになる事。

 

こんな感じの大人になってくれたら

親としては言うこと無しですよね。

 

そして実際にそう成長していくためには、

親がそのための家庭環境を整えてあげる事が

大切なんです。

 

今回のトピックでは具体的にどうやって

それに必要な家庭環境を作っていくかの

ヒントを教えてくれています♪

 

その1はこちらでご覧になれます。

感情豊かで自信のある子供に育てるには!?(その1)

 

——————————————

 

■ 健康的な感情が全て

感情は自分自身を表現し、真の自分とのつながりを

作るだけでなく、他の人達とのつながりを築きます。

 

私達が自分自身の感情を知り、それを共有すること

により友情、同志、ロマンス、そしてコミュニティー

等を築くことが可能です。それは人生をより価値の

あるものにする上で、とても大切なものです。

 

親としては、私達の子供がそれを楽しめるレベルまで

成長して欲しいと願っています。数学の得点が、娘が

ボーイフレンドとの破局から立ち直るのには役立たな

い事を私達は知っています。スポーツが出来たり、

楽器が上手に弾けることは、息子の職場での人間関係

を解決する助けには、あまりならないでしょう。

 

それらの問題に直面した時、大切なのは感情に関する

知恵や能力なのです。そしてそれらを持てる子供に

育てていくためにはどうしたらよいのでしょう?

 

——————————————-

 

まず親として最初に始めるべきことは、

『 全ての感情は平等に受け入れられる 』

ということを認めることです。

 

怒り、憤りなどの感情は、幸せ(ハッピー)な感情

と同様に大切であり、知識としてそれを理解する事は

難しいことではありませんが、現実となるとそうも

簡単ではないようです。

 

実は私たち親は無意識のうちに、子供達のいくつかの

感情を奨励し、他の感情を歓迎しない又は妨害すら

しています。そして子供が本当にその感情を表現した

い時、または親として子供の本音を聞きたい時だけ

不承不承、それらの感情を知ることになるのです。

 

私達のほとんどは、子供達が彼らの真の感情表現を

妨げている事に気が付いていないのです。私たち親の

コメント、一言、表情、冗談、反応など全ては、

子供達の感情的な環境に影響を与えているのです。

 

例え私達の一言や反応が微妙なものであっても、

子供はそれを知る事が出来ます。そして素直に安心

して感情を表現出来る環境でないと、子供は自分の

本当の感情を知ること、表現すること、そしてそれ

と自分自身のつながりを持つことが出来ないかも

しれません。

 

ではあなたの子供が、素直に自分の感情を安心して

表現する事が出来る環境を、作るためにはどうしたら

いいのでしょう?

 

———————————————

 

以下はそのような環境を作るための7つのヒントです。

 

1:子供自身に自分の感情をリードさせましょう。

それぞれの個人が本人の感情を判断する適任者です。

それは子供であっても同様です。子供たちが経験して

いる事に、何かをいうことはあまり助けにはなりません。

例:)女の子が転んでひざを擦り剥きました。

母:「大丈夫よ!ちょっとした擦り傷だから。

見てごらん、血も出てないよ。大丈夫よ!」

母親は子供をなだめようとしているのですが、

娘の感情をまるで代弁しているようです。

 

それが本人の感情と一致していなければ、逆に子供を

侮辱していること、さらにやんわりと突き放している

こと、本当の感情を表現する事やそれを知ることから

も遠ざけていることになるかも知れません。

「(あなたは)大丈夫よ!」はよく使われる例です。

もしあなたが同じように言っているのなら、たぶん

その状況で子供は「大丈夫」ではないからでは無い

からかも知れません。

他にも子供が何かに不満を持ったり、怒ったりした時に、

「(あなたは)怒ってないよ」と子供に言うのは、

前述の「大丈夫よ」と同じ様な意味になります。

代わりに「あら~転んじゃったの!大丈夫?」と、

子供の感情を聞いてあげるのが良いでしょう。

 

2:子供の感情をコントロールしない。

親の都合や社交辞令のために、子供に特定の感情を

求めることがあります。それぞれの状況に合った感情

を持つべきだと。

例えば子供がプレゼントをもらったり、ほめ言葉を

誰かにもらう時がよくありますね。そんな時、親は

子供に“スマイル(笑顔)”や、感謝する態度を

見せるように求めることがあります。

 

親は表情や手振り、態度でその状況に合った“最適な”

感情を表し、見本を見せたりします。

しかしその代わりに中立的な表現で、子供がその状況

に実はどんな感情を持つか待ってみるのです。

 

分かりやすく言えば、どんな感情も受け入れられる、

例えそれが一般的な社交辞令に沿わなかったとしてもです。

もし私たちが子供たちのどんな感情も受け入れたとしても、

プレゼントをくれた相手には感謝の気持ちを伝えたいこと

でしょう。それはとても自然なことですが、もし社交的な

習慣についてディスカッションするのであれば、それは

感情表現についてとは別に行うべきです。

 

プレゼントをもらうことに感謝すること、あまりうれしく

ないプレゼントを受け取った時でもそれをくれた相手の

感情に配慮すること、それらは自身の感情を表現する事を

十分に許された子供たちに自然に芽生えて来るものです。

 

この様に相手の気持ちになって考えることを「エンパシー

(感情移入)」と呼びます。子供たちは常日頃から、

自分に対してエンパシーを持って接されると、自然と

他人に対してエンパシーを持てるようになります。

それは相手の気持ちになって考えられる人になるという

ことにつながります。

 

あまりうれしくないプレゼントを受け取っても感謝の意思

を表すのはエンパシー的な行動であり、自分自身の真の

感情とは違うのです。

 

もし親であるあなたがプレゼントをくれた相手に感謝

したいのであれば、あなた自身のやり方で感謝の意を

伝えるべきです。そのために子供の感情表現を

コントロールするべきではありません。

 

3:子供を黙らせるために「シーッ!」と言わない。

人間として怒ったり、泣いたり、ぐずったり、泣き叫ん

だりする事はごく自然なことです。

 

よく子供を黙らせるために「シーッ!」と言いますが、

それを使うことを慎むことは、子供の感情にとって

良いことです。

 

例えば、赤ちゃんの身体的に必要や要求(お腹が空いた、

オムツが濡れて気持ちが悪い、暑い、寒い等)に

対応する努力をすることをせずに、言葉や態度で泣くのを

止めさせようとする事は、泣くことは受け入れられない

のだと強く感じてしまいます。

 

幼児や少し大きくなった子供が泣いている場合も同様です。

「シーッ!」と言う代わりに子供をしっかりと抱きしめて、

「そうか、○○ちゃんはとっても悲しいんだね」と、

エンパシー(感情移入)を持って接してあげて下さい。

 

もしその環境において泣き声が大き過ぎるようだったら、

子供に罰しているような印象を与えることなく、

静かにその場から子供と一緒に離れましょう。

そして子供と一緒にいてあげて、子供が見捨てられた

ような感覚を与えないようにする事も大切です。

 

悲しいという感情を感じ、それを完全に発散出来る

十分な時間を子供に与えてあげましょう。

 

4:子供にレッテルを貼らない。

子供にレッテルを貼らないようにしましょう。

例えそれがあなたにとって“問題の無い”、“可愛い”

呼び名であったとしてもです。

 

レッテル(愚痴っぽい子)の例:

「ヘンリー!愚痴っぽい子になるのは止めなさい!

夕食の仕度はまだだって言ってるでしょ!あなたが

ぐちぐち言うのを止めてくれたら、もうとっくに

終わっているでしょ!」

その代わりに:

「ヘンリー、お腹が空いているのは分かっているわ。

夕食の仕度に時間が掛かっているからイライラして

いるのね。私も出来るだけ早く仕度を終わらせたいの

だけど、あなといつ夕食が出来るかと話していると

時間が取られてしまうの。

 

もしあなたが他に出来る事を見つけてくれれば、

時間はあっと言う間に経ってしまうわよ。

 

そうすれば私も料理に集中出来て、夕食の仕度も

すぐに終わってしまうわ。」

 

レッテル(シリーグース)の例:

「あなたは何てシリーグース(おかしなカモ)さん

なの!ズボンは脚にはくものよ、頭じゃなくてね。

あなたって本当にシリーグースね!」

 

その代わりに:

「あなたはジョークをやっているの?ズボンは脚に

はくもので頭にはくものじゃないでしょ?!

本当に面白いわね!」

 

5:子供を褒めるのを控えましょう。

親は子供に“愛されている”、“励まされている”と

感じて欲しいものです。そして褒める事がそれらの感情

を与えるのに役立って欲しいと願っています。

 

しかし子供の感情表現をほめる事は、微妙ですが

逆効果になる可能性があるのです。

もしあなたがある特定の感情を、他の感情よりも価値が

あると思っているなら、子供はそれを素早く察知し、

その感情は褒められ、それ以外は持たない方が良いと

感じます。

 

早い時期から親の賞賛になれた子供は、親の欲する感情を

優先し、それ以外は表現することを控えてしまいます。

 

それが結果的に子供自身の感情表現を難しくしてしまう

可能性があるのです。

親がどんな感情も同等に受け入れてくれることを

子供が知っていると、それは子供にとって最も心地よい

環境になりえるでしょう。

 

そのためにも子供の感情に反応する時は、使う言葉に

気を付けてみましょう。

例その1:歯医者へ行った後、

「あなたは今日はとっても勇敢だったね!ちょっとも

泣かなかったし、私はとっても誇らしかったわ。」

その代わりに:

「今日の歯医者さんはどうだった?どう思う?」

 

例その2:

「よくやったわね!知らない人達があなたに話しかけて

いるのに、ぜんぜん恥ずかしがらなかったもの。すごいわ!」

その代わりに:

「今日は知らない人達がたくさんあなたに話しかけた

わね。問題なく受け答えしていたように見えたけど、

楽しめた?」

 

6:子供の感情を判定しない。

子供の感情表現に対し、ちょっとした事であなたがその

感情の良し悪しの判定を与えている事はありませんか?

例えそれが直接的でなくても、親の批判的な感情は

感じ取れるものです。

子供達は大人同士の会話の中で、自分の事を話されて

いるとちゃんと聞いているものです。だからこそあなたが

夫婦や、他の親との世間話をしている時でも、あなたの

子供の感情に関して話をしている時は、中立的な言葉と

抑揚で話をするように気をつけた方が良いでしょう。

例:「遅れてすいません。息子がお気に入りのジュース

ボトルが見つからなくて、泣いちゃって大変だったん

です(いかにも大変だったという仕草)。

でも間に合ってよかった。」

その代わりに:「遅れてすいません。息子の大切な

ジュースボトルが見つからなくて。彼はとても怒って

いましたが、何とか見つけることが出来ました。

でも間に合ってよかった。」

自分の子供の感情の健康を大切にし、笑い飛ばしたり、

他人に謝る時の言い訳の犠牲にしてはいけません。

 

子供に対しても尊敬のマナーを持ち、彼らのフィーリング

(感情)は価値のあるものだと見せていきましょう。

もしあなた自身が長く難しい毎日の生活や、私の身に

なって考えて欲しいと思うときは、子供が周りにいない

時間を見つけるか、または作り、そこで相手に詳細を

説明したり、笑ったり、大げさに話したりしてみたら

良いでしょう。

 

7:親自身の感情を表現しましょう。

子供達は彼らの周りにいる人達から沢山のことを学びます。

あなた自身が自分の本当の感情を正直に表現することを

教えましょう。

例(自分の感情を隠す):

「ママは大丈夫よ。ちょっと泣いてたけど、何でもないの。

ところでTV番組は終わったの?お腹は空いてない?」

その代わりに:

「そう、私は泣いてるの。とっても悲しくてね。

でもあなたの心配することではないわ。

私は悲しいけど、あなたのママであることには変わりは

ないし、ちゃんとあなたの面倒はみていくわ。」

あなたの子供に個人的なことや経済的な心配などの詳細

を伝える必要はありませんが、自分自身の本当の感情を

表現することを見せる見本になることは出来ます。

 

資料:mothering magazine, No.163

 

==========================================

 

いかがでしょうか。

私もこのトピックを雑誌で読んだとき、自分の娘の

感情を否定していたり、親の言い訳に使っていた

事が意外と多かったことに正直気づきました。

娘を人として尊重していたつもりでしたが、いや~

まだまだですね。

また子供を褒めることは良いことだと思っていたら、

それによる弊害もあるんだというところは、本当に

目からウロコでした。

———————————————-

振り返って自分自身が子供の頃はどうだったのかと

思うと、多くの場合、自分自身の感情を表現するのを

抑えていたように思います。

 

それは私の両親(特に父)は、感情をあまり表す人

では無かったことや、感情を出すことが恥ずかしい

ことのように、なぜかしら感じていたからだと思います。

うれしい時は心から喜びを表し、悲しいときは心から

その悲しみを表せるような人をうらやましく感じます。

 

現在は多くの人がうつ等の精神的な病、また心の病に

悩んでいるといいます。もしかしたら私達は伝統的に

自分の感情を抑えることを美徳とし、それを小さい頃

から、子供達に教えてきていたのかも知れません。

 

感情を抑えることが出来ても、その感情自体が無くなった

訳ではなく、心に残っているのだと思います。ですから

それが処理しきれなくなった時、もしかしたら病気に

なってしまうのではないでしょうか。

 

今回の震災や放射能汚染、経済的なこと、更に人間関係

のストレスなど、いろいろな外的な要因が精神的な健康に

影響を与えている事は間違いないと思います。

 

でももしかしたら、自分自身の感情と上手に付き合うこと、

そのための練習が子供の頃から出来ていない事が大きいの

ではないでしょうか。

だからこそ、私達が親である今、子供達にはぜひ自分の

感情を自由に表現出来ること、怒っても、泣いても、

もちろん笑ってもいいんだと教えていきたいと思います。

 

自分の感情と上手に付き合うことが出来る、精神的にも

健康な子供達、そして将来の大人に未来は掛かっている

のかも知れませんね。

 

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